ナックル |
最終更新日 2004/09/26 |
取得難易度:★★★★★ 制球力:★★☆☆☆ 負担度:★★★☆☆ 球種タイプ:ランダム変化魔球 総合評価:★★★★☆ |
現代の魔球 |
ナックルはまさに魔球。マスター難易度は数ある変化球の中でもトップレベル。その難しさゆえ、 |
変化はどう変化するかわからず、揺れたりもする。投手なら1度は投げたい球種である。 |
素人がコレを投げるのはまず不可能。プロでも投げられるのは極々わずか。 |
しかし、メジャーリーグではナックルを武器にする投手は割りといる。その中でもレッドソックス・ウェークフィールドのナックルは |
メジャーナンバーワンとも言われ、あのヤンキース松井も「捕らえにくいのは確か」ともらしている。 |
マリナーズイチローはウェークフィールドのナックルをヒットにしたことがあるが、若干芯から外れていた。 |
やはり芯で捕らえるのは相当難しい球種であることは間違いない。 |
これ異常ない難しさ |
握りはかなり特殊で、文字では説明しにくいが、 |
下のように人差し指と中指、薬指を曲げてボール中央部にまげて当て、親指と薬指で挟むようにもつ。 |
まげて当てるのは人差し指と中指だけでもよい。相当な握力が必要とされる。 |
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指で弾いて無回転ボールを繰り出す |
リリース時、まげて当てた指でボールを押し出すように投げる。はじいたりすることもある。 |
ココがナックルの最大の難関で、いかにうまく無回転ボールを作り出すかが問題。 |
回転数は投げてからキャッチャーミットにつくまで1回転以下でないとランダム変化しない。 |
正確には、投げ始め〜中盤までは完全な無回転で、そこから終盤にかけて、ボールが自然と回転しだす。 |
素人が言う「ナックルが投げられた」は、ナックルの握りで適当に投げて落ちた事を言うことが多いが、 |
それはナックルではなくただのチェンジアップもどきであり、真のナックルは揺れたりランダム変化するものである。 |
素人の「ナックル投げられた」は信用しない方がよい。ウソかただ単に落ちただけを自慢したい物が大抵である。 |
ただランダム変化ではないものでもまれにナックルと呼ばれることがある。欲に言うナークボールというものがそれで、 |
ナックルの握りで高速系の落ちる球をそう呼ぶことが多い。 |
まさに魔球 揺れて ランダム変化 |
揺れたりランダム変化する。縫い目の位置によって変化が決まる。 |
ナックルは無回転ですが、詳しく言えば、投げ始めはまったくの無回転。終盤に差し掛かると、ボールの縫い目の位置から |
ボールが勝手に回転をしだし、結果、揺れるように見えたり、ランダム変化へとつながる。 |
かつて、60キロのナックルを投げ活躍したニークロという投手もいるのだから、ナックルさえ投げられれば |
ボールは遅くとも活躍できる時代が来るかもしれない。いつか日本でもナックルだけで抑える投手が出ることを期待している。 |
前田投手のナックルはナックル? プロ野球界でナックルを武器にする投手のなかに、巨人・前田投手がいます。もちろん、ナックルだけが武器ではなく、 多彩な変化球を武器にするベテランサウスポーです。しかし、「前田のはナックルではない」と意する人が大勢います。 ナックルというと、まったく無回転のボールが揺れ、ランダム変化する球種ですが、彼のナックルはそれに当てはまらないからです。 彼のナックルは球はほぼ無回転(キャッチングまでに4〜6回転ほど)であり、ナックルのようなランダム変化をしない。 だから「正真正銘のナックル」とは呼ばれないのである。が、これはこれで非常に武器になる。 通常、ナックルは100キロ前後が限界である。それ以上速く投げようとすれば抜けたり、回転がかかってしまう。 しかし、前田投手のナックルは120キロ後半をマークし、さらに、変化も回転の微妙な違いでスっと逃げるように曲がったり、 フォークボールのように急激に落ちる変化を見せるときもある。ナックルほどではないものの、「ランダム変化」といっていいような 変化である。揺れ、ランダム変化するだけが“ナックル”ではない。それを皆様にわかっていただきたかったのである。 |
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